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紫外線ダメージは蓄積する?しない?

宇津木式や牛田式のスキンケアの考え方ややり方については概ね賛成という立場ですが、なかには「うん?これって本当?」と思うようなことがあります。 私の中での常識・固定観念とぶつかることがあるんですね。

まぁ美容の世界の常識なんてものは明日には非常識になるものなので、熱くなって激論するようなものではないと思うんですが、ただ宇津木先生がそういっていたから、 牛田先生がいっていたからとそのまま情報を鵜呑みにするのは、これはこれで、化粧品会社にこれまで洗脳されてきたのと何も変わらないと思います。

情報は提供する側の利益相反というものが絡んでいることがありますし、聞く側の先入観やこんな結果であってほしいというバイアスでいくらでも歪められます。 そんなわけで、私が宇津木式や牛田式のココが気になるというところを挙げていきます。

紫外線が蓄積するなどありえない。←これって本当?

シミというのはお肌の悩みとしては1位、2位を争うものですよね。

このシミが紫外線(UVB)を浴びることで生成されるメラニンが表皮や真皮に沈着してしまったものだというのは皆さんご存じのとおりです。 そして年齢とともにシミができて、増えていくというのは経験からも感じていることではないでしょうか。

このシミにかんしては「何もつけない美肌術」のなかで牛田氏はこういっています。

中高年になると長年浴び続けた紫外線のせいでシミができるといわれています。 しかし、肌細胞はつねに新陳代謝を繰り返しています。紫外線が蓄積することなどありえません。

【引用:何もつけない美肌術 p35】

ようするに紫外線ダメージの蓄積というものはない。健康な肌を保っていれば肌細胞というのは常に新陳代謝を繰り返しているので、 沈着したメラニンも排出され、いくつになってもシミのない肌でいられるという意味だと思います。

確かに子供の頃は日に焼けても時間が経てば黒くなった肌は剥がれ落ちて元の肌が下からでてきましたし、シミができるということもありません。 これは牛田氏がいうとおり若い肌というのは新陳代謝がスムースだからだと思います。

ただ、加齢とともにミトコンドリアが生み出すATPというエネルギーが減ってきてしまう以上、肌の新陳代謝が遅れてくるのは避けられないし、 長年浴びた紫外線によって肌構造そのものが変性してしまうということもシミの発生には絡んでくると思うんですね。

紫外線が肌に蓄積するということはありえないというのはその通りだと思うんですが、UVBが細胞の核のDNAを破壊してしまう以上、 過去に紫外線を浴びてきた時間が長いほど、その部分の肌ダメージは大きく、細胞の劣化・変性が起きやすいということは紫外線を浴びてない腕の内側などの皮膚をみれば一目瞭然です。

加齢そのものがシミの原因になることはないですが、紫外線を浴びることが肌老化を促進させる一番の要因なので、 牛田氏が「紫外線を浴びただけで肌が老化することはない」【引用:何もつけない美肌術 p69】といっている点もちょっと疑問です。

ホルモンバランスは肌の状態に影響しない!←これって本当?

女性にとっては、生理周期と肌のコンディションが密接な関係があるというのは当たり前すぎて、何を今さら感があると思うんですが、 牛田氏は生理周期と肌との関係について驚くようなことをいっています。

生理前、生理中にホルモンバランスの影響で肌が荒れるという人は多いのですが、エストロゲンやプロゲステロンは肌の状態に影響しません。 生理周期は肌の状態には関係ないのです。

【引用:何もつけない美肌術 p41】

生理周期に合わせて肌のコンディションが崩れるのは、あくまでPMSや出血によるストレスとストレスによるバリア機能の低下が原因であって、ホルモンが影響しているものではないという考えなんですね。

性ホルモンが肌に及ぼす影響というのは、思春期のニキビ、肝斑なんかもそうですよね。プロゲステロンが増えると皮脂の分泌が増えたり、 メラニン生成が促進されますし、エストロゲンが増えれば肌の水分量がアップしたり、肌のハリ・弾力がアップします。

卵巣の機能が低下してホルモンの分泌量が低下してくる年代になれば肌も萎んできますよね。しかし、牛田氏は関係ないというわけです。なんでだろ?

自律神経の調整とホルモン分泌は、同じ視床下部というところが司令塔になっているので、自律神経やホルモン分泌のどちらかのバランスが崩れるともう一方もおかしくなるという関係です。

なので、生理周期にあわせてホルモンバランスが変動すると自律神経が乱れて、それが肌の状態に影響していると考えるのは人体の構造上ありえますし、実際、自律神経が乱れると肌の新陳代謝に影響が出てバリア力が低下します。

しかし、低用量ピルを飲んだり、更年期の治療でホルモン剤を飲むようになって肌の状態がいい意味でも悪い意味でも変化するのをみれば、 「ホルモンバランスは肌の状態に影響しない」というのはちょっと無理があるんじゃないかと思うんですけどね。

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