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加齢ととも肌は変わる?変わらない?

一般常識として「肌は年齢とともに衰えるのだからシミもできるし、シワもできる。何より肌の水分量が低下するから保湿は絶対に不可欠!」と考えていますよね。 それが基礎化粧品を手放せない理由の1つでもあるわけですが。

しかし、実際に肌の水分量を測定してみると20代女性よりも80代女性の肌のほうがうるおっているということは珍しくないといいます。 健康な肌さえ維持できていれば年齢を重ねても水分量は減らないというのが宇津木式や牛田式に共通する意見なんですね。

しかし、スキンケアをしていない男の私ですら年齢とともに肌が乾燥しやすくなっている感じがします。 この矛盾は一体なんなんでしょうか?

年齢を重ねても肌の水分量は変わらない。←これって本当?

「年齢を重ねても肌の水分量は変わらない」の根拠になっているのは、以下の論文です。

「三木聡子(東邦大学医学部第二皮膚科)ほか:皮膚弾力による肌年齢の算出 日本皮膚科学会雑誌 The Japanese Journal of Dermatology Vol.114,No.3,2004」

加齢で変化するのは肌の弾力のみ。水分量、皮脂量、メラニン量は年齢と関係ないという内容で、 「年齢を重ねた肌には●●や▲▲が必要!」という化粧品会社にとっては絶対にその存在を知られたなくない研究報告の1つです。

これだけみると、肌の水分量って年齢に関係ないのか!と思うんですが、肌の状態と加齢の影響についての研究データというのは、 何もこれ1つだけではありません。全く逆の結果を示すものもあります。

p50

【データ:「皮膚のメカニズムの解明と計測・評価法」技術情報協会】

肌の水分量というのは赤ちゃんの頃がピークで、あとは加齢とともに減少の一途をたどってます。 肌が作り出す天然のクリームである皮脂も20代に比べると40代は半分になり、閉経を迎える50代に向かってさらに減少するというポーラ研究所の報告もあります。

まぁポーラは化粧品会社なのであれですが...。

こういうのをみると、結論ありきで自分たちにとって都合のいい論文やデータを集めてきて、報告しているという感じがしますよね。 昨今、研究者の立場やスポンサーがいるかなど利益相反について開示しないといけないといわれるようになったのも最もだと思います。

宇津木式や牛田式にとっては「何もしないこと」が一番だと強調するためには、加齢によって肌の水分量は変わらないという根拠があれば都合がいいですし、 化粧品を売る側にとっては、加齢とともに肌の水分量や皮脂量が減っていくというデータがあったほうが都合がいいわけです。

というわけで、この「肌の状態と加齢による影響」というテーマは、玉虫色の決着といったところです。 それから、そもそも実験に協力した女性達の肌状態って健康だったの?スキンケアしすぎでボロボロだったんじゃない?ということでも実験結果も違ってきますしね。

これは私の個人的な感覚なので、どうでもいいといえばどうでもいいんですが、ひざ下・脛の部分が年齢とともにすごく乾燥するようになったと思います。 足ですからスキンケアなんかしてないですし、女性のようにカミソリでムダ毛処理なんていう肌にダメージを与えるようなこともしてません。

紫外線やスキンケアによるダメージも受けていないはずのひざ下・脛の部分が年齢とともに乾燥するようになってきたというのは、 これはやっぱり年齢とともに水分量や皮脂量というのが低下してきたからだとと思うんです。

飲むコラーゲンは意味がない!←これって本当?

宇津木式でも牛田式でも否定されているのが飲むコラーゲンの効果です。

女性はコラーゲンが大好きで「コラーゲン」というキーワードを聞くと、 目の色が変わりますが、コラーゲンを摂取したところで肌がぷるぷるになるなんてことはないというのが宇津木先生も牛田先生にも共通した意見です。

口から摂取した栄養素は全身の細胞に分配されたのちに、肌細胞に届きます。特定の栄養素を肌にたくさん届けることはできないのです。

【引用:何もつけない美肌術 p41】

コラーゲンを飲んでも、それがそのままの形で皮膚に届くことはありません。したがって、真皮のコラーゲン線維が増えるわけではないのです。

【引用:肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法 p175】

コラーゲンを摂取しても消化吸収の過程でアミノ酸にまでバラバラに分解されて、そのあとは身体の各部位へ運ばれていくので、 コラーゲンを食べてもそれが肌のコラーゲンになるわけではないし、アミノ酸が再合成されてコラーゲンになったとしても都合よく顔の肌のコラーゲンになるわけがない。という考えなんですね。

これについては、残念ながら宇津木先生も牛田先生も「コラーゲンの最新情報を知らない」というひとことで片がつきます。 最新の知見ではコラーゲン摂取は立派な肌プルプル効果があることがわかっています。コラーゲンを摂取すれば肌の水分量がアップしますし、肌のハリ・弾力もアップするということです。

図。

【データ:日本食品科学工学会誌 第56巻 第3号 p137~145 2009年3月】

コラーゲンが肌に効くメカニズムですが、従来どおり口から摂取したコラーゲンがそのまま肌のコラーゲンになるということはないです。 では、何が起こっているかというと、

① 1日5g以上のコラーゲンペプチドを摂取する
② 一部アミノ酸に分解されるものの大半はペプチド状態を維持して吸収される
③ 各細胞にまで血流にのって移動する
④ 辿り着いた先でそこの細胞にシグナルを送り、活性化する

ポイントはアミノ酸にまでバラバラに分解されると思っていたコラーゲンは実際はペプチド状態を維持したまま吸収されること、 そして各部位に運ばれたペプチドがその部分のコラーゲンの材料になるのではなく、何らかのシグナルを細胞に送り、その細胞を活性化させるということです。

肌でいうと、繊維芽細胞というコラーゲンやヒアルロン酸を合成したり、分解する細胞を活性化するので、その結果、肌のハリや弾力、水分量がアップします。 コラーゲンを食べた後に肌がぷるぷるになるというのは決して勘違いではないってことです。

肌だけでなく、骨や関節の軟骨、髪や爪、血管の質を保ち、老化を防ぐためにもコラーゲンはその効果を発揮してくれるので、 美容や健康のためには積極的に摂取したい有効成分という位置づけになっているのが今のコラーゲンです。

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