シャンプー&リンスを止める
毎日、当たり前のようにシャンプー&リンスを使って髪を洗っていると思いますが、そもそも私たちはいつからシャンプーで髪を洗うようになったんでしょうか?
「人の体から出る汚れで洗剤じゃなきゃ落とせないものなんてあるわけないじゃないですか!」【何もしない美肌術 p80】
もしかしたら本来は必要ないものを必要だと思い込まされているのかもしれません。少なくともそういう視点を日頃から持つことは必要でしょうね。
トラブルが起きなければシャンプーやリンスの害は気づけない
髪や頭皮を清潔に保つためには毎日シャンプーする必要があるということについてはおそらくほとんどの人は疑いもしてないと思います。 そういうもんだと小さいころから思っているので、それを否定されると一瞬何を言っているんだ?と思うわけです。
髪や頭皮に特に問題がない人はなおさらそうだと思います。
頭皮が乾燥するとか、フケやかゆみがひどいとかニオイがキツい、抜け毛や薄毛が目立ちはじめたなど何かトラブルでも起きないかぎりは 今使っているシャンプーやリンスが髪や頭皮にいいものか?なんてことは考えないと思います。
トラブルになる前に気づくことができればいいんですが、トラブルが起こらないうちは、 シャンプーに含まれる界面活性剤が頭皮に刺激になっていることや必要以上に皮脂を落としてしまうことが頭皮環境を悪化させていることを知る由もありません。
お湯で洗えば髪や頭皮の汚れは落ちる!
日常的にシャンプーを使っていると表皮ブドウ球菌が減少して酵母様真菌類が大量に増えて肌を気づつけてしまいます。これらはフケやかゆみの原因になります。 それから単純に界面活性剤が頭皮に必要な皮脂まで洗い落としてしまうので、頭皮が皮脂不足になって乾燥したり、 必要以上に皮脂を分泌するようになるので、アブラっぽくなったり、ニオイが気になるようになります。
宇津木先生なんかは「髪の成長に必要な栄養まで皮脂を作るのに回されるので、 毛が細くなって細毛や薄毛の原因になる」とすらいってますから、洗いすぎというのは頭皮環境を著しく悪化させるという認識を持ったほうがいいってことでしょうね。
髪や頭皮のトラブルはもちろん、顔や背中の肌トラブルにもシャンプーやリンスの悪影響があらわれてしまう以上、 「シャンプーは止める」いうのが宇津木式でも牛田式でも共通することになります。
また、冒頭紹介したように、「人の体から出る汚れが洗剤(=界面活性剤)を使わないと落とせないなんてことがあるわけない」わけですから、 髪や頭皮の汚れは「丁寧なブラッシングとお湯で洗うだけでも落ちる」ということです。
① 入浴前に丁寧にブラッシングする
② 35~36℃のお湯で頭皮を洗う(お湯の温度が熱いほど脱脂力は増す)
③ 牛田式では綿手袋を装着して頭皮を洗う
④ タオルドライ&ドライヤーで髪をやさしく乾かす
シャンプー&リンス断ちを実際やってみた感想
実際のところ、シャンプー止めたらどうなるの?クサくならない?ベタベタになるんじゃない?という声もあると思うので、 これは現在進行形でシャンプー&リンス断ちを行っている私が疑問に答えるようにしましょう。
髪がベタベタにならない?
なります(笑)。シャンプー断ちして最初の3週間はひどいもんです。髪や頭皮はかなりベタつくので大変でした。髪はゴワゴワになって、 全然指が通らなくなります。ただ、3週間過ぎると指通りがよくなってきます。皮脂の量が落ち着くんでしょうね。不思議でした。
ニオイは気にならない?
まったく髪を洗わないのであれば、臭いんでしょうけど、毎日お湯で一応洗うので、思ったほど臭くなりませんでした。 ただ、シャンプーを使っているときのようないい香りを周囲に漂わすなんてことはできなくなります。女性にとっては「香りアピール」ができなくなるのは痛いでしょうね。
日常生活で困ったことは?
散髪に行ったときに、ぜんぜんクシが髪に通らないので美容師さんが困ってました。なので、髪を切ってからシャンプー&リンス断ちしたほうがいいです。 また、お湯のみの洗髪をはじめると髪表面にゴミなのか脂なのか糸くずのようなものの付着が目立つようになります。ブラッシングをするとクシが真っ白になります。 この問題はいまだ解決できていません。
これからシャンプー&リンス断ちする人へアドバイス
髪が長い女性は男性以上に大変だろうと思います。宇津木先生や牛田先生に怒られそうですが、シャンプーする間隔を少しづつ開けていくという方がいい気がします。 また、ブラッシングをする回数が増えるので1ついいブラシを買ったほうがいいです。獣ブラシがいいらしいですが。それからブラシに付着するゴミ掃除が大変です。